11/3(火)雨のち晴れ 文化の日
昨日、DCMホールディングス(3050)より中間配当金が入金されました。
1株あたり配当金 16円(前年同月比+2円)
DCMホールディングスはホームセンター業界首位の企業です。
コロナ禍にも関わらず、いやコロナが追い風となり増収・増益、過去最高益を更新しました。業績が堅調に推移していることから、今回2円の増配となりました。
なぜここまで業績好調なのか?2021年2月期第2四半期決算説明会資料からポイントをピックアップしてみました。
“コロナ需要・荒利改善・持分法利益改善で過去最高益を更新”
“生活様式の変化や梅雨明け後の猛暑の影響もあって売上高が大きく伸長”
“コロナ感染症関連の需要により、各社増収増益”
“3月~4月はマスクやアルコール除菌関連商品が好調5月以降は外出自粛に 伴い、園芸やDIY需要が拡大”
“外出自粛や在宅勤務で生活スタイルが変化家で過ごす時間が増加し、家庭内需要の拡大により増収”
コロナウイルス問題でこんな世相になるとは誰もが予想出来なかった事だと思いますが、このような形で潤う企業もあるんですね。何とも面白いものです。
業績堅調で経営状況も良好。死角はどこにも見当たらずひと安心、と思っていたところ、報道されている通り、現在は島忠のTOB問題で揺れています。
10/2にDCMが島忠へのTOBを発表し、株式の公開買い付けを開始しているにも関わらず、ニトリが買収価格をつり上げてTOBに参戦。島忠争奪戦の様相を呈しています。
10/30のDCMのプレスリリースでは“当社こそが島忠にとって、最もシナジー効果を発現しやすいベストパートナーである”とのステートメントが出されました。
非力な個人株主としてはこの成り行きを見守る事しか出来ません。心情的にはDCMに頑張ってもらいたいし、島忠も決然とした態度を示してほしいと思います。ですが相手はニトリ。背後では得体の知れないファンドも暗躍しているようです。
決着がつくまで一筋縄ではいかないだろうし、キレイごとなど通じない弱肉強食の世界でもあると思うので、きっと厳しい現実を突き付けられるのでしょうね。あまり前例がない事態のようなので、結末まできっちり見届けようと思います。