6/16（火）晴れ
ここ数年続いている職場での面倒くさい人間関係。ようやく攻略してひっくり返せそうなところまで来た。長かった.....。
相手は知力、能力、収入、地位、全て私を上回っている。まず間違いない。当然初めから圧倒され、防戦一方だった。守りに徹すると必然的にどんどん活力が奪われてゆく。何もやる気が無くなってくる。ある出来事の後にそれが駆け引きの一つと気付いた時は卒倒しそうだった。怒鳴り込もうにもセキュリティ上、相手のいる部屋にアクセス出来る権限すらない一方的な力の差。物凄い社内格差。苦しかった。そして悔しかった。
それでもどうにか抗い、突破口を探し続けてきた。ずいぶん時間がかかった。相手の計算高い企み。苦々しい思いをしながら相手を観察する。何を狙っているのか相手の立場に立って考えてみる。どうやら完全に見下し、自分の思い通りに動かそうとしているようだ。さらに計画が失敗したとしても恐らく2重3重に保険をかけて仕掛けてきている。なんてこった。どれだけ自信家なんだ。あいつから見れば私などどうにでも出来るバカな奴の一人にしか見えないのだろう。
だけど舐めるなよ。貴方、本気で私を怒らせましたね？
だんだん相手の行動パターンが見えてくる。どうするか？とにかく相手の影が及びそうな気配を感じたらかち合わないように避ける。同じ場所に留まらないよう、黙ってさっさとその場を去る。当然、視線なんか合わせない。話しかける隙さえ与えない。それを徹底する。敵前逃亡だなんだと言われても逃げる。そうしなければ相手に壊されてしまうから。相手の意のままになんかさせたくないから。
やがて環境が変わってくる。組織改編。コロナ・ショック。もう元には戻らないであろう職場環境。そこからはもう一切、相手に付け入る隙を与えなかった。もう簡単に相手からは手の届かない境地まで達したように思う。危なかった。あのまま相手のペースに乗せられていたら、今頃は肩身の狭い思いに苛まれていた事だろう。本当に惨めな思いを味わわせられていただろう。あいつはきっと今頃、新しい環境で次の獲物にターゲットを絞っているのだろう。容易に想像出来る。
こんがらがってグチャグチャになった思い。ずいぶん手こずり、引っ掻き回されたけれど、こんなものはさっさとゴミ箱に放り捨てて燃やしてやろう。あんなクソったれに人生をメチャクチャにされてたまるか。これでもう終わりだ。オレはやり遂げたぜ！
