9/20(月)晴れ 敬老の日
9月の投信積み立てが完了しました。積み立てた商品は以下の通りです。
特に変更はありません。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド つみたてNISA
eMAXIS slim先進国株式インデックス 特定口座
ニッセイグローバルリートインデックスファンド 特定口座
eMAXIS slim国内リートインデックス 特定口座
アセットアロケーションも以下の通りで変更ありません。
右肩上がりの好調な相場が続いています。
喜ばしいことなのでしょうが、定時定額で積み立てている身としては基準価額がどんどん上がっていくため、買い付ける口数が少なくなっていくのが悩ましいところです。
直近のハイライトとしては、TOPIXが31年ぶりに高値を付けた事でしょうか。
私が社会に出る前にバブルは崩壊し、現在に至るまで低迷を続けていた事になります。社会人として30年近く働いてきましたが、バブルの恩恵なんて何もありませんでした。
この30年にも及ぶ低迷の原因は一体何だったのか?
マクロで見ると、バブル崩壊後の後遺症に苦しんだ30年だったと思います。借金過多の企業経営に端を発した不良債権の問題。大手銀行の破綻や合併。中国、韓国、台湾等のアジア企業の台頭によりシェアを奪われたことなどが挙げられるでしょう。
翻って、身近なところでは働く環境の問題があると思います。端的に言って仕事が楽しくないw 長時間の拘束。非効率な残業。曖昧(デタラメ)な評価基準。組織内の風通しの悪さ、面倒くさい人間関係...etc。働いているのがとにかくつらい。
数え上げればキリがありませんが、上記のような要因が労働者を追い詰め、生産性が向上しないのではないかと感じています。説得力のある理念や説明もなく「とにかく頑張れ」では疲弊感や閉塞感に苛まれるのも無理はないでしょう。
先日見た新聞に興味深い記事がありました。
年功序列が強過ぎるという、単純明快な分析です。これには同意です。私の勤める職場でも常々そう感じる事がありました。
現在の会社に中途入社して今年で15年目になりました。他所から来た身として余計にそう感じるのかもしれません。
具体的には過去にセクハラ問題を起こして左遷された、人格的に問題のある輩が復活して部長に昇進したり。伝え聞くところによると、抜擢した本部長は「問題はあるけど仕事ができるやつだから」と擁護していたとか。
また、体調不良を理由にしょっちゅう会社を休んで周囲に迷惑をかけまくっていた輩が課長に昇進したり。休み始めたら平気で1〜2年休む奴だったのにw この輩には直接被害を被って大変な目に遭いました。課長に昇進してからはよく分からない理由で休むことはなくなったので、過去の休み癖は仮病であったことがハッキリしましたけど。
どちらにも共通しているのは、生え抜きのプロパー社員であること。過去にどれほど問題があったとしても年功序列で昇進してしまう。真面目にコツコツやってきた立場の人間からすれば、ものすごい不公平感があると思います。こういったことが積み重なって労働者の意欲を失わせ、組織が硬直化して生産性が向上しない原因の一つになっているのではないでしょうか。
「働き方改革」といえども、一部の課員は深夜も土日も関係なくメールを飛ばしてきます。仕事に穴を開けまいとしての事のようで、とにかく必死で一人で業務を抱え込んでやっている。前述した部長、課長は異常な時間に発せられたメールを知っているはずなのに「あいつはそういうやつだから」と意にも介していない様子。
「改善案を出せ」というから、課題を抽出して意見を提出すればうるさがってスルーされるし、少しでも異を唱えると干されてしまったり。上司は更にその上の上司からの評価を気にして、封建的なまでの上下関係にびくびくと気を遣って、課員の意見を封じてしまったり。
少し前に50代半ばの製造部長がこんなことを言っていました「俺たちが入社したころは先輩が白と言ったら黒いものでも白と言わなければならなかった。絶対服従だった」と。未だにアタマの中にちょんまげが生えているのでしょうか?江戸時代ならともかく、そんな組織風土はこちらからごめん被りたい。
他には口が達者だったり、ゴマスリが上手かったり、陰で大人しい人間に仕事を押し付けて自分の実績をアピールしたり。こういったロクでもない輩が評価されるシステムもおかしいのではないかと思います。評価する側の怠慢だと思います。無論、スキルも大切ですが、人として誠実であるかも加味して評価するべきではないのか。
報道では相変わらず過労死なんてニュースも見かけます。近年ではようやく法改正もあり、制度だけは整いつつあると思いますが、労働者の置かれた環境というものはそう簡単に改善するようには思えません。
いくらTOPIXが高値を更新したと言っても、こんな現状がある限りうわべだけの話しにしか思えません。とても手放しでは喜べない。労働環境が根底から見直されない限り本当の意味での豊かさというものは実感できないのではないでしょうか。