みけもふ日記 <備えあれば迷いなし>

経済的独立を目指し試行錯誤するブログ

7/4 Peter Barakan’s Music Film Festival

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7/4(日)雨

 

本日も行って参りました。3日目になります。

pbmff.jp

 

映画観に行き過ぎってな感じですが、もうコロナで鬱憤が溜って仕方なかったので隙あらば映画を観たい!という思いが爆発してしまいました。あとは心境の変化もあります。長い事、内向きな考えに支配されていましたがいい加減アホらしくなったので吹っ切れてきました。今はとにかくやりたい事を優先しようと思っています。

 

で、本日観たのはこちらです。

rumblethemovie-japan.com

もう昨年公開されていたんですね。もっと早く観れば良かったです。それだけこの映画には唸らされました。

 

10代の頃から聴いてきた、HeavyMetalやHardRockのルーツがここにありました。

 

長年、激しめの音楽を聴いてきてこれらの音楽がどのように進化してきたのかについてはある程度理解していたつもりでした。

 

大まかに言えば、アフリカ大陸から連れられてきた黒人たちが生み出したブルースや、アイルランドから移住してきた人々が発展させてきたカントリーミュージックといったものが混じり合い、ロックが誕生した。全てはそこからだと思い込んでいました。

 

でもそこにはアメリ先住民族(インディアン)が果たした役割も多分にあった事がこの映画を通じて初めて理解しました。現在活躍している、あるいは過去に活躍していたミュージシャンにネイティヴアメリカンが少なからずいた事がそれを裏付けています。

 

アメリ先住民族について語るうえで、彼らが受けてきた弾圧や差別といった歴史は避けて通る事が出来ません。あの人種差別の激しいアメリカで、黒人よりも更にひどい扱いを受けていたそうです。

 

それでもそのような扱いに屈することなく、むしろ先住民族としての誇りを胸に秘めて活動していたのです。その鬱憤を晴らすかのように生み出された音楽はそれまでの物とは異なり、体制を刺激するほど激しいものとなって表出されたのも分かる気がします。

やっぱり「ロック」はこうでなくっちゃね。

 

終盤に進むにつれて、何故か勇気付けられる思いがしました。何故自分がここまで音楽に惹き付けられるのか、何故どんどんルーツを辿って掘り下げていくのか。そこには虐げられた者にしか分からない怒りや悲しみ、やり場の無い気持ちが根底にあるからなのだと思いました。

 

同時につくづくアメリカという国の懐の深さを実感させられました。移民の国というのは伊達ではなく、様々な人種や文化が混じり合う中で発展してきた音楽には説得力があります。とても彼らには敵わないという思いがしきりです。こういう事は学校でも教えてくれない類いのものですね。音楽を聴き続けてきて本当に良かった。そう思える素晴らしい映画でした。

 

少々の事でなんかへこたれてられませんね。自分の生きたいように生きよう。そうしよう!