昨日、セブン銀行(8410)より期末配当金が入金されました。
1株あたり配当金 5.5円（前年同月比+0.5円）
セブン銀行はコンビニATM事業を基幹事業とした金融サービス業を行っている企業です。ご利用される方もいらっしゃるかもしれませんが、セブンイレブン、イトーヨーカ堂等の店舗や空港、駅などに設置されているあのATMです。そのATM手数料が収益の柱となっています。
2020年3月期決算は増収減益となりました。キャッシュレス化の波が押し寄せる中で、株価は低迷を続けています。それに加え、コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言の発出以降、ATM利用件数も減少しました。今回、配当は予定通り支払われましたが2021年3月期の配当は未定となりました。逆風続きで今後の業績が非常に心配です。
コロナ対策の一環で、非接触で済ませられるキャッシュレスの需要はより高まる事でしょう。必然的に現金の取扱い量も減少してくると思います。現金がまったく無くなる事はないと思いますが、それでも規模が縮小していく事は避けられないでしょう。
コロナの影響により、新・中期経営計画の公表も見送りとなりました。ただ、今後の会社の取り組み方針としては、基本的に大きな変更は無く、事業・サービスの多角化を実現するとの事です。株主還元も年2回の配当を基本とし、配当性向年間40%を最低目標に、安定的かつ継続した配当を予定しているそうです。
単体自己資本比率が55%超あるので今すぐこの会社が傾く事はないと思いますが、どこかで思い切った方向に舵を切らないとジリ貧で危うくなるかもしれません。どうか上手く環境の変化に対応して乗り切ってほしいと思います。どうかお願いいたします。(｡>人<｡)
