12/2（木）晴れ
本日、三菱ケミカルホールディングス(4188)より中間配当金が入金されました。
1株あたり配当金 15円（前年同月比+3円）
上半期の好業績を反映し、前年同月より増配となりました。売上、利益ともにコロナ前をしのぐ結果となり、回復基調が鮮明になりました。こうもあっさり回復してくるのであれば、昨年のコロナショック時にもっと買い増しておけば...と悔やんでいます。
一方、本日は8%超の株価下落に見舞われました。何事かと思えば、昨日開催された経営方針説明会で「再生Muse細胞の承認申請取りやめ」を表明したことによるものだそうです。
Muse細胞は現在の医療技術では治療が困難とされる病気に効果があるらしいのですが、ギルソン社長によれば「10年以内にMuse細胞が当社の収益に貢献することは期待できないだろう」とバッサリ。総合的に判断してのことなのでしょう。
報道によれば完全に撤退するのではなく「科学的理解を深め、準備が整った段階で」
試験に取り組んでいくそうです。待ち望んでいる患者さんもいるでしょうから、研究は継続してほしいものですね。
当社のホームページにアップされている新経営方針にざっと目を通しましたが、大胆なコスト構造改革や組織のスリム化を目指しているようです。株主還元強化の文言もありました。これらを見ていると、本日の株価急落は理不尽なもののように思えます。市場の洗礼でもあるのでしょうが、とにかくきっかけさえあえば何でも良かったのでしょう。
コロナ再燃でまた不透明な情勢になりつつありますが、長期で見ればノイズでしかないと思います。2025年のゴールに向けて、新社長の手腕に期待せずにいられません。
