みけもふ日記 <備えあれば迷いなし>

経済的独立を目指し試行錯誤するブログ

【配当収入】2021年3月 日本たばこ産業(2914)

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3/26(金)晴れ

 

昨日、日本たばこ産業(2914)より期末配当金が入金されました。

 

1株あたり配当金 77円(前年同月から変動なし)

 

高配当銘柄として個人投資家に人気(?)の日本たばこ産業。前期で16期連続の増配はストップし、今回で1株あたり77円の配当は最後になります。

 

今期から1株あたり65円(予想)の減配に転じる見込みです。それでも配当性向は96.1%(予想)というから、更なる減配の可能性は否定できない状況です。

 

昨年出席した株主総会の質疑応答で、社長から「減配する事は考えていない」という発言がありましたが、あっさり減配となりましたw

mikemof.hatenablog.com

 

肝心の業績ですが、売上収益は概ね横ばいで推移しているものの、見事なまでに利益は右肩下がりです。まあこの現実を突き付けられれば納得せざるを得ません。

www.jti.co.jp

 

低迷する業績の背景には健康志向の高まりや、昨年4月の改正健康増進法の全面施行、コロナ禍に伴う喫煙所閉鎖といった逆風がありました。2020年の国内での紙巻きたばこの販売本数は1985年と比べて約5分の1に減ったそうです。時代の移り変わりを実感します。

 

5期連続の減収減益を受け、さすがに動かざるを得なくなったのでしょう。2月に発表された構造改革案では、たばこ事業全体で正社員、パート従業員を合わせ約3,000人の大規模なリストラや工場の統廃合を実行し、事業基盤の強化を図っていくとの事です。

 

配当利回りの低下や、今後の利益成長が描きにくいこともあり、いささか魅力が薄れた銘柄になりました。最近はどういうわけか株価がじわじわ上がってきています。ある程度利益が乗ってきたら売却するかもしれません。

 

でもどうしようかな。職場で頻繁にたばこ休憩に行く同僚たちが売上に貢献している側面もあるし、その一部が配当金となって私に支払われる事を考えると、そんなに悪くないかも。株主としてはどんどん吸ってくださいと思わずにはいられませんw

 

たばこ部屋で交わされた業務上の話しが共有されなかったり、知らないうちに意思決定がなされていたり、喫煙者だけで社内のゴシップや人事などの情報交換が行われているのを思うと、何ともやりきれない思いになるのも事実です。

 

社内政治のためだかなんだか知りませんが、嬉々としてたばこ部屋に行く輩もいます。常々、古い慣習みたいでイヤだなと思っていました。非喫煙者としては、このまま株式を保有し続けて彼らが支払った税金から恩恵に浴する選択も大有りですね。