気付いたら既に始まっていました。そして早くも最終日。
いつの間にかYouTubeでライブ配信するようになっていたんですね。
いい時代になったものです。という事で、昨日今日と立て続けに視聴しました。
見たのはトリのSIAとTHE CUREです。日中は雑用で出掛けたりしていたため、
家に戻って落ち着くのが丁度21時頃という事もあり、このトリに絞って視聴しました。
SIAは近年CMで採用された曲が耳に残り、該当する曲が入ったアルバム2枚をダウンロードし、聴き漁っていました。ライブ当日は台風の影響もあり、ザーザー降りの雨の中でのライブでした。画面でも大粒の雨が落ちている様子がはっきりと分かるくらいでした。ここではるか昔の記憶が蘇る...。（後述）SIAの歌唱力はさすがでした。
SIAは顔出しNGのアーティストなので、終始映像は遠目からステージ全体を映し出す独特な形でした。時間にして約1時間半で終了。大ヒット曲のシャンデリアでは少し声を出しずらそうだったので限界だったのかもしれません。それでも最後までアルバムで聴かせてくれるようないい声でしたけどね。
そしてTHE CURE。ずいぶん息の長いアーティストになりましたね。全盛期は丁度リアルタイムの世代だったんですが、当時はすっかりHR/HMにはまっていたのでその良さが理解できませんでした。ロバートスミス。もちろん名前は知っていました。その姿形も当時の雑誌に良く取り上げられていたので知っていたつもりですが、今は流石に還暦を迎えて印象は変わり、貫禄が出て参りました。
きちんと見るのはこれが初めてでしたが演奏は安定感があり、余裕すら感じさせるものでした。バンドは時代の波に揉まれ低迷していた時期もあったようですが、なんのその、現役感バリバリでこれまで培ってきた経験が十二分に発揮されているように感じました。演奏はほぼノンストップで約2時間。まだまだ演奏出来そうな余韻を残して終了しました。私もあんな歳の取り方をしたいと感じさせる魅力的な大人でした。
1997年に始まった当時日本では珍しかった本格的なフェスティバル。
今年で23回目を迎えました。実はこの第一回目に参加した事があります。
場所は天神山スキー場で、まさにフジロックの名にふさわしいロケーションでした。
当時は開催2日間の予定でしたが、2日目は台風直撃のため中止となった曰く付きのアレです。結局、2日目のチケット代払い戻してもらえなかったな〜w
当時、新卒で同じ会社に勤めていた同僚と二人で富士山の麓まで行きました。
ノウハウもろくに無いまま、悪化する天候に加え、同僚とは険悪なムードになるはで散々だった苦い記憶が蘇ってきました。最後まで様々なトラブルに見舞われました。
THE HIGH-LOWSではプチ将棋倒しで死ぬかと思ったり、RAGE AGAINST THE MACHINEではあのグルーヴにやられ、体が勝手に反応するという初めての経験をしました。レッチリのアンソニーは骨折しながらも熱くパフォーマンスしていたっけなぁ。
未だに思い出して書き出していくと止まらなくなります。それだけ強烈な経験だったのか...。
それっきりフジロックには行っていません。今となってはトラブルも良い思い出です。
もう少し余裕が出来たらいつかまた参加したいと思います。
